夫にたいしてイライラしたり、不満があるとついつい子どもたちへの接し方がきつくなってしまったり、
いつもはイライラしないことで怒鳴ってしまったりすることありませんか?
子どもたちにとって、親の夫婦関係は人間関係のモデルです。
子どもの将来の人間関係に大きな影響を与えます。
お母さんが満たされ、笑顔でいることが子どもにとって一番いい見本となります。
そのためには、家族の協力が…という方に旦那さまを素晴らしい方向に変化させるためのポイントをお伝えします。
もくじ
旦那へ不満が爆発!
夫婦間のすれ違い
みなさん、11月22日はなんの日か知っていますか?
そう「いい夫婦の日」です。この「いい夫婦の日」にちなみ、こんなアンケートを実施した会社があります。
<2既婚男女1620人 夫婦間満足度調査>※実施:明治安田生命保険
「夫に何かしらの疑問がある」
と答えた妻の数なんと全体の76%なんと8割近くの妻が夫への不満を感じています。
なぜこんなにも多くの女性が不満を抱えているのかを、NHKが既婚者の一般男性に調査をしたところ
「実は妻を怖いと思っている。」
「いつもイライラして怒られるから家に居にくい。」
「突然怒られることがあるが、理由がよくわからない。」
という意見が多く見られたそうです。
一方、妻はそれに対してこんな思いを抱えています。
「子どものぐずりがやまないと機嫌が悪くなる。こっちは四六時中子どもと一緒なのわかってますか?」
「子どもが歯磨きをした後なのを分かっていて、自分はおやつを食べたりジュースを飲んだり。欲しがる子どもに、もう歯磨きをしたからダメという。大人なんだから寝るまで待ってやれ!」
「いいよなー、子どもと毎日いれて。楽しそうだし……という夫。
じゃあオムツ替えから3食食事の準備、買い物……すべてやってくれますかねぇ。たかが休みの日にちょっと遊ぶだけのくせして、本当に鬱陶しい!」
育児に対するすれ違いからの不満が多いようです。
女性も仕事で輝いていた時期があり、悔しい思いもしながら家庭に入っている方もいるのに
男性側はそういうことにはあまり気づかず、自分は世話してもらって当然だというようなふるまいをされると女性側としてはイライラするのは当たり前ですよね。
妻のチャレンジ
そんな妻たちだって、夫に対して向き合っていないわけではありません。
どんな風にしたら旦那さまが動いてくれるかな、喜んでくれるかなと考え試行錯誤することだってあるのです。
でもその期待をよそに夫の不機嫌な態度や無関心な態度を見てしまうと…。
気持ちが萎えてしまいますよね。
人は何度試してみてもいい結果が得られないと、エネルギーを浪費させないために同じ行動をしなくなります。
「こっちだって、言いたくて言っているわけではない。」
そんな気持ちになることがありますよね。
そんな思いを繰り返すと、終いにはもう伝えても無駄なのではないかと諦めてしまうという結果になるのです。
でも、それでは本当の問題は解決しません。
子どもの将来にも影響
見ている、聞いている、感じている
子どもたちは、愛するお母さんに対してとても敏感に感知することができます。
夫婦のやり取りをその場で見ていなかったとしてもお母さんの気持ちや不満、不安に対して感じ、見抜くことが出来るのです。
伝わらないようにしていても、伝わってしまうもの
誰かに対して否定的な感情をもっている
お父さんに罵られている
お父さんに気を使っている
夫婦どちらかのせいにする
これを当たり前の人間関係の縮図として子どもたちは無意識的に学んでいきます。
親はモデル
子どもが夫婦関係をポジティブにとらえているほど、子どもの結婚願望が強くなったり恋愛や人間関係に対する積極性が高まったりさえするのです。
旦那さまの育児への関わりが増えることで、お母さんの育児の不安が減ったり子どもに対して甘やかす、過干渉などの養育態度を和らげることができます。
お父さん、ぜひ協力して下さい。
一方、夫婦間に葛藤や不和があると、どうしても子どもに対して必要以上に厳しくなったりイライラしたり、感情的になってしまいますよね。
夫婦円満に向けて
男女の違い
では、どうすれば良好な関係に近づいていくことができるのでしょうか。
まずは、男女の違いについて知りましょう。
みなさまもご存じの通り、男女の脳の構成が違います。それゆえに、ものごとのとらえ方、感じ方、記憶の方法でさえ異なるのです。
自分とは違う生き物に対して、同じことを求めてもなかなか上手くいきませんね。
男女は異なる生き物
例:女性はネコ、男性はイヌ
イヌに「ニャ~」と話しかけても通じない
魚を買ってきてといっても骨を加えてくるもの。
では、自分とは違う生き物に対して子どもたちのためにどうしても頼まなければ、やらなければならないものがある時わたしたちはどのようにすればよいのでしょうか。
相手を知る
①パターンを知る
まずは、相手をよく知ることから始めましょう。行動をよ~く見たり、聞いたりします。どんな時に、喜んで、どんな時にイライラしたり悲しんだりするのかを見ます。しばらく続けていると、少しずつパターンが分かってくるのです。
長く一緒にいる方は、もう十分に理解されていると思いますがもう一度見直してみましょう。
②得たい結果を知る
相手のパターンが分かってきたら、”どんな部分を変えて欲しいのか”を考えましょう。
でもここで、焦らないで!
それを直球でダイレクトに言っても、上手に伝わるどころか火花が散る可能性があります。
いいですか。相手は違う生き物なのです。
③伝え方
効果のある伝え方については、勉強会や個別体験で詳しくお話をしていきますね。
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8月の勉強会について
プロフィール
「母と子のこころとからだのプログラム」
代表 おさだ あきこ
12年間延べ2000人以上の親子と関わり、子どもと母親のこころとからだの繋がりについて向き合う。
小学校教諭、幼稚園教諭として自身のクラスを持つなかで、子どたち一人ひとりの能力開発や、学級崩壊寸前のクラスを立て直す経験の中で子どもの傷ついた心や反抗心の裏にあるものそして人間の一生の成長に欠かせない要素について、子どもたちの成長を通し研究に励む。
その後、保育士として0歳~6歳までの子どもたちをみる中で、一番大切なことはその子が「幸せな人生を送る」ということを実感。これに欠かせない要素として、自立や”ありのままで愛されている”という感覚が人間を一番満たして、幸ある人生とさせてくれると気づく。
NLPなどの脳科学や心理学、教育心理、児童心理などの知識や経験を活かし医師、看護師、教師、保育士など医療や教育に携わる専門家から専業主婦に至るまで、さまざまなお母さんがなりたい姿に変化するためのサポートをしている。
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参考文献
Erickson M. F., Egeland B., 2002, “Child Neglect, ” In Myers J., Berliner L., Briere J., Hendrix T., Reid A., Jenny C. (ed.), APSAC Handbook on Child Maltreatment, Second Edition, Sage Publications, CA, 3-20.
宇都宮博(2004).両親の夫婦関係に関する認知が子供の自己肯定に及ぼす影響-女子青年の場合-健康心理科学研究,17, 1-10.
宇都宮博(2005).女子青年における不安と両親の夫婦関係に関する認知:子供の目に映る父親と母親 の結婚生活コミットメント 教育心理学研究, 53, 209-219.
Belsky J., 1984, “The Determinants of Parenting : A Process Model, ” Child Development, 55 : 83-96.
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