イライラを制するものは育児を制す 〈その1〉

サマリー

家計簿を見ながらため息。

「はぁ~今月もギリギリかぁ。」

自分のための出費は最低限に抑えているとはいえなんやかんやの出費がかさみます。

これもあれもと節約しても結局負担になったり、気持ちの余裕が保てなくなったり。

もう年末ジャンボで神頼みするしかない!!

そんな時は、生活のある部分見直してみましょう。

ひと工夫で、毎日の小さな出費を節約できるとしたら…

年間で考えると〇万円近くの節約ができます。

10年、20年で考えるとどうでしょうか?

そのお金で子どもや自分にもっと欲しいものや、やりたい経験をさせられるとしたらアタナの残りの人生はどうなるでしょうか?

今回は無駄な出費の原因ともなるストレスイライラついてお届けします。

 

イライラが止まらない

イライラするとどうなる?

「自分へのご褒美に大好きなビールで乾杯!」

「正直、この時間があるからやっていける。」

「今日もなんとか乗り切った。スイーツ食べよう!」

お母さんたちが過酷な毎日を生き抜くなかで明日も笑顔で過ごすためには、ストレスを解消するためのご褒美が大切ですよね。

一人で外出もできない、エステやジムにもいけない場合の1番簡単にできる解消法が食欲を満たすです。

日頃あまり意識しませんが、わたしたちは日々どのくらいストレスの多い環境で生きているのでしょうか?

日本女性の抱えるストレス

2018年12月18日 世界経済フォーラムにて「男女平等度ランキング」が発表されました。

The Global Gender Gap Report 2018

149ヶ国中、日本はなんと110位です。

少しずつ女性のあり方が変化してきたかな~と思いますが、世界レベルの見方だとこの程度なのです。

「そりゃそうさ、日本の母ちゃんたちはどんな環境で子育てをしているのかわかっているのか!!」と頭につのを付けて言いたい。

女性への差別や不平等性がどれだけ負担になっているのか、世界を視野にして見るとさらに明確に見えてきます。

このような環境で当たり前に暮しているわたしたちはイライラするのは当たり前・イライラは自分のせいとして捉えているのではないでしょうか。

この当たり前になりつつある、日々のイライラについて見ていきましょう。

 

<イライラの仕組み>

ストレスがかかると、

脳全体に突起を伸ばしている神経から

①ノルアドレナリンドーパミンなどの神経伝達物質が放出

②これらの濃度が前頭前野で高まると、神経細胞間の活動が弱まりやがて止まる

③ネットワークの活動が弱まると行動を調節する能力も低下

視床下部から指令が届き、副腎がストレスホルモンであるコルチゾールを血液中に放出して脳に届くと事態はさらに悪化するという流れです。

こうして、自制心バランスを崩していくのです。

なんとなくイメージできますか?

「なんだかとにかく、むずかしそう!」  (><)

わたしたちはこの難しくて複雑な脳の一連の流れを、無意識のうちに脳で行っています。

なので、イライラを自分で意識的にどうにかしよう!といくら頑張っても、それは自分の手が届かない脳の動きをどうにかしようとするようなもの。

この方法には本質的な効果がないことがわかりますね?

イライラの根本を変えていくにはこの“無意識てきな反応”を変えていく必要があるのです。

生きていくためのメカニズム

イギリスのBBCニュースがこんな記事を発表しました。興味のある方はご覧ください。

空腹という飢餓時に出るホルモンはイライラと同類!?

人は空腹になるとどうなるか ?

脳からストレスを感じた時に出されるホルモンと同じ化学物質が出ます。

これが欲求が満たされない時に出るコルチゾールやアドレナリンです。

このような脳や神経の仕組みがあるからこそ、わたしたちは空腹を避けて自らを守ることができます。

イライラは空腹時においても、育児や家族とのイライラにおいても、われわれ人間が生存していくためのメカニズムなのです。

そう、イライラはわたしたちに何かを気づかせるための信号なのです。

「ねぇ、よ~く耳を澄ませてみて!」

「聞こえるかな?イライラさんが言ってるよ。」

「お母さん、早く気づいて、このままのやり方じゃなくて別のやり方に変えるの。」

イライラによる出費

イライラ信号がでると、わたしたちはどのようにしてその信号に対応するのでしょうか。

わたしたちの脳は、イライラストレス信号を緩和するためにさまざまなストレス発散方法を行っています。

 

<ママのイライラ解消法>

・お酒を飲む ・食べる

・マッサージに行く ・泣く

・人に話す  ・感情を爆発させる など

(主婦の友出版社調べ)

マッサージやエステ、お買い物などはここ何年も我慢して節約してきた。

しかし、お酒を飲む、食べることでさえ一般家庭の主婦にとっては大きな出費につながるのです。

1週間、2週間、3か月単位ではなく3年、10年単位で考えて見て下さい。

単価200円のビール、スイーツを毎日何らかの形で購入したとして

1年で7万円近くになります。これを積み重ねれば車1台購入も夢ではないです。

お店で買えるものならば、まだよいのです。

わたしたちは時に、ストレスによりお金では買えない大切なものまで失ってしまいます。

日々「よくないな~。」と分かっていても

「なんとかなるだろう。」と、そのまま放置されたストレスが大切な人との絆を傷つけてしまっているとも気が付かずに。

そんな人生のリスクをもっているストレスと、愛する子どもたちや家族そして何よりも自分のために、ここでしっかり向き合いましょう。

 

自分と向き合い、本当に大切なものや価値観が分かってくると無駄な出費がなくなります。

必要のないことにイライラする時間もなくなります。

実際に、ストレスや感情のコントロールが出来るようになり

「ありのままの自分を受け入れられるようになったら、毎月の買い物が1万円以上減った。」

「肌がきれいになり、皮膚科に通わなくてすむようになった。」

「高額のカウンセリングに行かなくてもメンタルを保てるようにになった。」など

ストレスと向き合うことで一生の財産を手に入れている方がたくさんいらっしゃいます。

イライラを軽減するために

基本は2通り

大切なものや守りたいものを、失わずにストレスと向き合うにはどうすればよいのでしょうか?

ハハトコ流子育てのイライラ対処法は基本2つに分かれます。

この2つをマスターすることで、穏やかな満たされた育児を味わうことが可能になるのです。

 

ハハトコ流子育てのイライラ対処法

①オトナの思い通りにさせる

強制、脅迫ではありません。

日々の生活習慣や人との関わり方など、子どもたちが社会に出ていくために必要な力についてです。

お風呂に入る、話を聞く、片付けをするなど基本的なことを子どもが自らするようにさせるという意味です。

②思い通りにいかなくてもイライラしない自分になる

①の方法がなかなか上手くいかないときもあります。

そんなと時、この方法で100イライラしていたことを50、30というレベルまで落とすことができるのです。

感情をコントロールする、イライラを制するものは育児を制する!

次回は、上記2つの方法について具体的に見ていきましょう。

続きはこちら→イライラを制するものは育児を制する<その2>

 

 

   お母さんのなりたい自分をプロデュース
~お母さんが自由になると、子どもはもっと自由になる~

【母と子のこころとからだのプログラム】

☆体験会のお問い合わせはこちらからhttps://coubic.com/hahatoko/146821

☆体験を受けたお母さんたちの声http://line.me/R/home/public/post?id=rmb6578l&postId=1153993921608055017

 

♡必要な知恵を、必要なときに♡

HP: http://hahatoko.org/program/

Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=100028189702180

Instagram: https://www.instagram.com/_hahatoko_/

 

[参考文献]

下 光 輝 一 : 「ス ト レ ス と 生 活 習 慣 病」広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 最 新 医 学, 57:61-74 (202)

岡本 泰昌:「ストレスを感じる前頭前野」

吉永茂美:「育児ストレス過程の一考察」岡山県立大学保健福祉学部紀要 14, 11-18, 2008

世界経済フォーラム:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000153859.pdf

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。