義母が、夫が苦手なの

サマリー

年末年始やお正月は、家族や親せきと接する機会が増えます。

 

楽しい家族の思いでとともに、いつもより気配り、気づかいに疲弊。

 

年に数回の帰省だし、子どもも楽しみにしているからと「お勤め感覚」で乗り切っているママも少なくないことでしょう。

 

でも中には、年末が近づくと胃がキリキリする人も。

 

義家族や両親に対して「なぜあんな言い方をするのだろうか。」こころの中の思いはなかなか口に出せず、旦那さまにも言えない一言を一人で抱えるお母さんもいるでしょう。

 

そのストレス、旦那さまや子どもで発散することなく、自分で解消することができたら?

 

今回の記事は、両親、義両親、兄弟、パートナーなど”苦手な相手”との人間関係について攻略します。

 

こころの中は鬼です

義家族との関係

「悪い人じゃないんですけど…ちょっと言い方が。」

「私や子どものことを思ってくれていることは分かるのだけど…。」

「自分たちのことを思って、育児や家族のことに対するアドバイスをくれるのはよいのですが言い方がきつい。」

「昭和時代の常識を押し付けてくる。」

「義母の”嫁とは”説にうんざりする。」

「自分の育児を批判、否定されているような気がする。」

それはアナタだけではありません。義家族との関わりストレスを感じている方が、こんなにもたくさんいらっしゃいます。

夫の家族でもあるし、こどもにとっては大切なおばあちゃん、おじいちゃんです。

そう思うと、やはり自分だけの感情や事情で逃げだすわけにもいきません。

子どもには家族に対してよいイメージをもってほしいと願うのが親です。

そんな時、お母さんは人知れず耐えるのです、家族のために。

しかし、ストレスは耐えるだけでは蓄積していってしまいますね。

自分の両親でさえ

ストレスを感じるのは、決して義両親だけではありません。

人によっては、自分の両親の方が関係が辛いという方もいらっしゃいます。

実家に帰ると、いろいろな文句を言われたり、自分の育児について「もっとこうした方がいいわよ。」「おかあさんが若い頃は。」と自慢話が始まったりすることもあります。

離れていても、メールや電話でひつこく連絡をしてきたり、苦悩や辛さをアピールしてくるお母さんも世の中にはたくさんいらっしゃるのです。

自分の両親だったらまだいいのではないか?

いいえ、自分の両親だからこそ辛いのです。

本当は、愛し愛されたかった存在の相手に否定されたり、批判されることほど辛いことはありません。

私たちはこのような、一見自分ではどうにもできない問題に対してどのように面していけばよいのでしょうか。

その人の人生

適度な距離

近すぎても、遠すぎてもいけません。

自分の苦手な相手とは、適度な距離を保つことが大切です。

しかし、距離を保つだけでは解決しません。

次のステップを理解することです。

 

苦手克服ステップ

①適度な距離を保つ

②相手を理解する

③苦手センサーの理解

 

実は、自分が苦手だなという感情を抱く相手は自分と全く異なる人生の歩み方をしてきた人が多いです。

自分が今まで、正しいと信じ教えられてきたこととは

反することを相手が行うためにその行動が目に付きます。

これは、自分の今までの信念や価値観と相手のそれの食い違いによって起きているのです。

見えない苦労や痛み

ん?まてよ?相手のこのありえない態度は、相手のなかで今までに作られたどの信念価値観から来るのだろうか?

相手は、いったいどんな人生を歩み、どんな苦しみ、痛みと戦ってきたのだろうか。

その蓄積された苦しみや痛みが、いまこうして目の前である種の行動言葉となってパレードを繰り広げているのです。

言葉や行動は、情報を伝達するためのものです。その言葉や行動のパレードがどのようなものであるにせよ、

その表現を通して

相手が本当は何を伝えたいのか』これを読み取ることが相手を理解するということなのです。

相手の表現により翻弄される、自分の感情に騙されてはいけません

その先にある表現の本当の意味を理解することが、ストレスをなくす大きな一歩となります。

表現方法

信念や価値観は相手の言葉や行動に現れるというお話をしましたね。

相手の言葉や行動は、その人の今まで生きてきた信念に基づいて表現されているため、それが本当に伝えたいこととは限らないのです。

厳しいお姑さんに育てられたお母さん

嫁への接しかたは必然と厳しくなります。

嫌われたとしても、相手にどう思われたとしても結果的に相手のためになるだろうという信念をもっているからです。

一見、嫌味で厳しい態度は、愛情がある故のもの。

ずっと否定されてきたお母さん

家族からも周りからも、否定されながらもそれを跳ね除けながら生きてきたお母さん

相手を批判したり、否定することが当たり前の表現となって身に付いているケースが多いです。

それがコミュニケーションの一部となっているため、相手に誤解されることもありますが本人は普通に会話をしているつもりです。

威圧的なお母さん

実は怖がりです。心配したり、怖がったり、気にかけたりすることが多いためついつい圧力でコントロールしようとしてしまいます。

それも、自分や自分にとって大切なものを守るために。

どのお母さんも、目的をもってその表現を行っていることがわかりますね。

みんなこころの中の埋めたいけれど、なかなか埋まらない穴を埋めようと必死にがんばっているのです。

その表現手段があなたとは違っているだけなのです。

お菓子が欲しい

子どもたちを見ていて、こんな経験はありませんか?

お菓子を欲しがる4人の反応をしばらく見ているとこんな風に分かれます。

子どもの反応パターン

A子:「欲しい!ちょうだい!」

をしばらく言い続ける。

B男:「ぼくのものだ!」

と最初から自分のものだと思っている。

C子:「ママ、○○を頑張ったからちょうだい。」

と条件を付ける。

D男:「くれないなんてケチだ」

と相手を批判し始める。

子どももそれぞれのコミュニケーション方法をもっています。これはどうやって誰から身につけたのでしょうか。

それはお母さんお父さんからとは限りません。

子どもたちは、世の中のいろいろなオトナを見て、感じて毎秒学んでいるのです。

それぞれの目的「お菓子が欲しい」です。

その子の見てきたものや、信じていることによりこんなにも反応が変化してしまうのです。

ありのままを受け入れる

スキにならなくていい

「家族の一人だから、好きにならなきゃ」とか

「常識的な範囲でいいお付き合いを…」とか、そんな思いを抱くのが人間です。

それが思考イメージ通りにいかなかったときに私たちはストレスを感じるのです。

なのでまずは、そのイメージを手放してしまいましょう。無理してスキになろうとしなくていい。だからといってキライになるわけでもない。

スキでもキライでもなく、ありのままを受け入れるのです。

その相手の表現方法の背景にあるものを理解しようと努力しながら。

どんな苦労や経験があって現在の形が出来上がったのかを、分かってあげましょう。

そうすると、相手の価値観を尊重することができるようになります。

尊重することは、同意することや言うことをきくこととは異なります

言うことをきいてしまう癖がついている人は、まず自分がその癖を手放す必要があります。

その癖は治すことができますのでご相談下さい。

いい嫁でなくていい

「イイ嫁でいたい。」とか

「手を抜くと嫌われるかもしれない。」という気持ちになるかもしれません。

周りの評価が自分の基準となってしまっている証拠です。

もちろん人間には集団欲があり、周りの評価をある程度気にするようにできています。

それが過度に働いてしまうとどうでしょうか。

極度に疲れたり、ストレスを感じてしまう方はどうして周りの評価が軸になっているのかを考えて見て下さい。

その答えは必ずあなたの人生の中のイベントと繋がっています。

パートナーの魅力

イライラすることもあるけれど、一度は好きになった旦那さま。

それはあなたが旦那さまのなかに、他の人にはない魅力をかつて見つけることが出来たからです。

「どうしてこの人からこの家族が??」と相手の家族のことを思う時がくるかもしれません。

実は、相手の家族の気になる部分こそがあなたのパートナーの魅力の原点となっているかもしれないのです。

人は苦労や痛みを経て変化し、成長していきます。

それを乗り越えてきた人こそが、相手の痛みや苦労を理解することが出来るようになります。

そして人に優しくなることができるのです。

アナタが一度でも惚れ込んだ夫の魅力的な一面は、もしかしたら彼の過去の育った環境からの学びであり賜物かもしれません。

見えないものをみる力

私たちは時に、目の前の問題に捕らわれて自分を見失ったり、感情に翻弄されてしまうことがあります。

しかし、問題をそのまま見ていても解決策は見つかりません

子育ても、亭主育ても、家族との関係も全て、問題のその先にあるものをみようとして下さい。

周りのひとと同じようなものを見ていても、同じように悩んで終わってしまいます。それゆえに、世の中で悩みや問題を抱えて苦しんでいる人々がたくさんいるのです。

ひととは違うものを見て、感じ問題の本質を見極められるようになりましょう。

家族、育児、パートナーとの悩みにも翻弄されない

自分の人生を生きて下さい。

そのためには、苦手な人が現れたときの3つのステップを思い出して下さい。

その人はあなたに何を訴えようとしていますか?

 

 

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