子どもって本当にコリないんです!
1回、2回では諦めないで、ダメと言われたことをやり続ける。
そして、どんなに怒られても親を愛し続けようとする強さをもっています。
「その粘り強さ、他でも生かせたらな~。」と思うことがありますよね。
やって欲しくない同じことを何度も、何度も、繰り返されてると
イライラするのも、感情的に怒鳴ってしまうのも人間ですもの…当然です。
不要なイライラを、脳の仕組みを知ることですぐに手放すことができたら
子育てはどんなに穏やかで笑顔にあふれたものになるでしょうか?
人間の心理や脳についての学びを重ね、母子の悩みに直面してきたハハトコが、イライラや怒りの感情を
手放すための最も本質的でシンプルな方法をお伝えします。
もくじ
ループにはまる
自己嫌悪
「あぁ、またやっちゃった。」「ダメってわかっているんだけど。」
必要以上にイライラ怒ってしまった後にくるのが、この自己嫌悪や反省です。
「よし!明日こそは怒り過ぎない、笑顔の母ちゃんでいよう。」
と決心するも、次の日また同じことを仕出かす子どもや夫にイライラ。
イライラする→自己嫌悪になる→我慢しようとする→イライラする
このネガティブなループに入ってしまうと、抜け出すことは容易ではありません。
感情ってそもそも?
感情の仕組み
脳の中で、感情が作られることに関わる部分のうち一番重要なのが”扁桃体”です。
この扁桃体がイライラを起こすことで、わたしたち人間にとっても重要な生きるための役割を担ってくれています。
扁桃体は、何かを見たり聞いたりしたとき、それが生存に関わる重大なものであるかを一瞬のうちに評価します。
例えば、ふと目の前に、ヘビのようなものが見えたとします。
「ヘビだ!!」と意識が気づくよりも先に、その映像が目に飛び込んでわずか40ミリ秒後には、扁桃体が作動し、興奮しているのです。
これはその物体がなにかを触ったり、よく観察したりして判断する前に
「これはやばいぞ!」と扁桃体が評価した結果です。
その結果、体はとっさに逃避体勢をとりますね。
同時に、心の中に嫌悪感という感情がこみ上げ、私たちは「ぎゃっ!」と叫んで飛び退くことになるのです。
つまり感情とは、扁桃体が下した評価を体に伝えるメッセージ。
命に関わるような大事な判断を伝えている故に、扁桃体の反応は、スピード優先です。
あとでよく見たら、実はヘビのおもちゃだと気づくこともあるけれど、本当に毒ヘビだった場合のリスクに比べたら、その程度のミスは問題にならないのです。
イライラを無理に抑えよう、怒りや悲しみを無理にコントロールしようとすることは、不可能ではありません。
しかし、このようにわたしたち人間は、無意識的に感情を感じることで自分自身を守っているため自然の原理に逆らうことは簡単ではないのです。
お助けマン!頼んだ!
「え~だとしたら、もうわたしの感情はコントロールできないの??」
そこでお助けマンの登場です。
扁桃体の興奮を抑えるのは、前頭前野(ぜんとうぜんや)です。
前頭前野は、脳の前方に広がる領域で、理性や論理的思考を行う場所。
ここが扁桃体にブレーキをかけるのです。
ヘビの例でいうと、動物園でヘビを見た場合は、山の中で遭遇したときほど恐怖を感じません。
これは前頭前野が「動物園だから安全」と状況判断して、自動的に扁桃体を抑えているためです。
イライラしたくない場面、怒りすぎるべきではないケースで自分をコントロールするためには
このお助けマンを見方に付ける必要がありますね。
同じことを繰り返さないために
自分のパターンを知る
感情コントロールのお助けマンを見方につけるためには、まず自分自身を知る必要があります。
①どんな時に感情的になってしまうのか
②どうしてイライラしてしまうのか
これを見ていくと、自分のパターンが分かってきます。
「子どもが支度をしない」
「玩具や家のものを投げる」
「旦那が、自分の話ばかりする」
「子どもが家を汚す、散らかす」
「ルールを守らない」
など。
自分のパターンが分かってくると、どのような時にイライラする状況になるかが分かってきます。
自分の扁桃体がどのような時に過敏な反応を示すかを知るのです。
感情の解放
特に人は、自分が一生懸命当たり前の様にやっていること
つまり自分の常識となっていることを相手がやっていない時や
反対のことを当然のように行う時にイライラや抵抗を感じることがあります。
もしここで感情的にならなければ、もっと客観的にものごとを見ることができ、ガミガミならずに、子どもにも家族にもいい状態で接することができますね。
感情をコントロールするためには、一度その感情を解放していく必要があります。
我慢をして押し込めた感情は、必ず中に鬱積していきます。
溜まり続けたストレスは、こころの感情の乱れや、体の痛み、不調などにより出てくるのです。
どうすれば解放できる?
人に話すこと、紙に書くことなど、とにかく自分のなかから出して表現してあげる必要があります。
そして、ただ解放するだけではなくそこから学び、本当はどうしていきたいのかという方向性を見定めることが重要です。
ここで、あの自分のイライラパターンが役に立ちます。
このパターンは過去の経験や、自分の両親からの影響など様々な記憶から作られています。
そこから抜け出すには、
・自分の過去から作られたパターンを知る
・感情を解放して、方向性を見定める
・専門的な知識や技術をもっている人のサポート
無理な我慢をせずに、なりたい自分に変化することが出来ます。
お母さんのために生きよう
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非常に大きな影響をもたらすことが分かりました。
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※NLP脳神経言語プログラムMER、メタプログラム、心理学交流分析などを使用
<参考文献>
日経Style health up: https://style.nikkei.com
「表情認知における扁桃体の神経機構」西条 寿夫, 堀 悦郎, 田積 徹, 小野 武年
<出典>
http://wtaiken.exblog.jp/16821702
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