イライラを制するものは育児を制する 〈その2〉

 

 

サマリー

前回は、ストレスとは何か?についてその仕組みをお伝えしました。

わたしたちは、いかに無意識でストレスを感じ反応しているのかをご理解いただけたとも思います。
まだ記事を読んでいない方はこちら →ストレスを制するものは育児を制する<その1>

「わたしのせいで…。」や「がまんしなきゃ!」とストレスを意識的に抑えようとするのではなく、

無意識的に解消するにはどうすればよいのかについて具体的な方法をお伝えします。

 

 

イライラを軽減するために

基本は2通り

大切なものや守りたいものを、失わずにストレスと向き合うにはどうすればよいのでしょうか?

ハハトコ流子育てのイライラ対処法は基本2つに分かれます。

この2つをマスターすることで、穏やかな満たされた育児を味わうことが可能になるのです。

 

ハハトコ流子育てのイライラ対処法

①思い通りにさせる

強制、脅迫ではありません。

子どもたちが社会に出ていくために必要な力を身に付けさせるために、子どもが自ら身に付けるべきことをするようになる方法です。

②思い通りにいかなくてもイライラしない自分になる

①の方法がなかなか上手くいかないときもあります。

そんなと時、この方法で100イライラしていたことを50、30というレベルまで落とすことができるのです。

感情をコントロールできるもの、イライラを制するものは育児を制する!

以下で上記2つの方法について具体的に見ていきましょう。

 

 

思い通りにさせる

 

では、育児や育夫を通してのイライラとどのように向き合えばよいのでしょうか?

「思い通りにさせる?」

それってなんだか、ワタシのいいなりみたい。

この表現だと一見相手に、コチラの都合で何かをさせるような響きに聞こえます。

しかし、これはあくまで子どもたちが社会にでていくに当たり集団のなかで必要最低限のことができるように教えていくという意味合いをもっています。

旦那さまに家族という一集団のなかでオトナとして必要最低限のことをしてもらうという意味合いです。

もちろん、実際はさせるという方法ではなくハハトコで何度もお伝えしているように

子どもたちや旦那さまが自分でしたいと思うようになる方法が一番よい影響があります。

その後の人生の自立性が養われるからです。

子どもはどうすれば自分から動くようになるのか?

数々の教育現場を見てきた経験から大切なポイントをお伝えします。

子どもを動かすために大切なこと

・楽しい

子どもは楽しい方、エネルギーが高い方に動きます。

楽しくないことは、あまり興味を持ちません。

少し難しい課題にも、楽しければなんとかやってみようとチャレンジするのです。

 

・スモールステップ

「なんでわからないの?」これは、仕事ができない上司が部下に抱く感情です。

わからない人が、わかるようになるためにはどうすればよいのか これがデキルお母さんの考え方なのです。

わからない子には、わかるところまで段階を下げてあげましょう。

一緒に階段を、一段一段登っていくのです。

なかなか階段を登れない自分に対して「はやくしなさい。」「なんで出来ないの?」と言われたら

高くそびえたつ階段を登っていこうという気持ちになれますか?

それとも「ごめん、もう無理、わたしできないから。」と怒ったり、泣いたりしてしまいませんか?

これは、旦那さまやご家族に対しても同じなのです。

さらに具体的なアプローチ方法をしりたい場合は、個別でメッセージを下さい。必ずお答えします。

質問用公式ラインアット もしくは メール からどうぞ

思い通りにいかなくてもイライラしない

2つ目の方法は自分の思い通りに状況がならなかったとしても

イライラしないという方法です。

これは、ワタシたちの物事に対する反応を変えるのです。

人って不思議です。同じことが起きていても、イライラする人としない人がいるのです。

例えば

家族が散らかった部屋を見まわして
「また散らかっちゃった。」と言われた。

一生懸命作った煮物を食べて
「ちょと塩が足りない。」と言われた。

これに対してどのように反応しますか?

一見「文句言うなら自分でヤレ!」と叫びたくなるような言葉ですが

実はこれに対してこのように反応する方もいらっしゃいます。

 

プラスの反応

「また散らかっちゃった。」 

「子どもは散らかす生き物って理解してくれたかな。」

「ちょと塩が足りない。」

「適格なアドバイス、参考にしよう。」

 

プラス反応が出来る方は自分の気持ちをコントロールし、感情を上手く誘発させません。

その習慣が身に付いているからこそ、普段の家族との関係が上手くいっているという背景ももちろんあります。

旦那や子どもとのイライラや負の関係から抜け出すためには、この感情コントロールを身に付けることが要となるのです。

かけるメガネを変える

がまんとは違う

ストレスへのコントロールは無意識的に行われるについてお話をしましたね。

そうです、それはがまんとは違うのです。

我慢は本当は「痛い、辛い」とこころでは思っていることを「出しちゃダメだ。」と隠して耐えること。

隠して耐えることができたとしても、それが何年も蓄積されるとどうなるでしょうか?

ストレスが蓄積されると、それはこころや体に信号を送ります。

日本人の 6割以上はの死亡原因を知っていますか?

がん、心疾患、脳血管障害など の生活習慣病です。このような生活習慣病とストレスとの関連が医学的にも指摘されています。

また、社会問題となっている全国的な自殺率の増加 と並行して、その背景にある精神疾患のケアや予防が重要視されています。

厚生労働省は「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」を提示し労働者自身のセルフケアによるメンタルヘルス対策を推進しています。

セルフケアできるようになればストレス反応よる生活習慣病や精神障害の予防につながるとしています。

一般的な労働者だけでなく、母親のこころのケアにももっと力を入れて頂きたいものですね。

どのメガネをかける?


イライラをを回避するために、自分のストレスに気づき、コントロールしていくことが大切というところまで分かりましたね。

どのような見方や考え方をするかで目の前の事象をストレスとして捉えるのか、それとも自分にとってプラスなこととして捉えるのかが変わります。

つまり俗にいう「色めがね」ですね。

「今まで同じメガネを何十年もかけて生きてきた。これを急に外して、別のメガネにかけ変えることができますか?」

という質問をよく頂きます。

はい。それが母と子のこころとからだのプログラムの役割です。

「かけたいけど、今までかけられなかった…。」そんなメガネを選び、勇気を出してかけてみる。

そうすると、全くことなる世界が見えてくるのです。

「変わりたいけど、変われない」その一歩を踏み出すか出さないかで、その後の自分の人生子どもたちの人生も質が変わってくるのです。

 

 

 

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[参考文献]

厚生労働省「事業場における労 働者の心の健康づくりのための指針」

浦川加代子、萩典子 「勤労者のストレス対処行動と職業性ストレスとの関連」
三重看護学誌 10, 89-92, 2008

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