母親のブレない軸

サマリー

「ちょっと、言い過ぎたかな。」

「厳しくしすぎたかな…。」

 

そんな時や

「甘ったれるな!」

「甘やかしすぎていないか、不安。」

 

こんな時が育児をしていると、必ずやってきます。

 

子どもに対して、否定的になるのも、感情的に怒るのも良くない

 

という事実がわかったときに

 

私たちは一体どのような手段を打てばよいのか途方に暮れそうです。

 

そんなやり場のない葛藤を抱えながら日々奮闘する時間を過ごしている皆さまへ。

 

お母さんがブレない軸を作ることで、子どもたちが自立への一歩を踏み出すことができます。

 

迷える育児

人間らしく

子どもがオトナの言った言葉や行動に対して、委縮したり泣いたりしてしまうと

「これでいいのかな。」

「間違っていないかな。」

というような気持ちに苛まれますが

怒るもよい、強く言うことがあっても良いのです。

そんなことが全く起きない家庭で育った子どもたちは、

世の中にいざ出て行った時にどうなるでしょうか?

お母さんが人間らしくいること これが大切です。

子どもたちが怒られても、叱られたとしても自分を否定せずにすむ方法があります。

2つの法則を覚えておいて下さい。

2つの法則

あなたはこう思うのね。

子どもを自分とは異なる、1人の別の人格として距離を取って見てあげて下さい。

すると、一度本人の思いを受け止めやすくなります。

「うん、こうしたいのはわかったよ。」

「あなたはこう思うのね、お母さんはこう思うの。」

「話を聞いてくれてありがとう。」

 

 

この余裕を生むには

・お母さんの感情が整理されていること
※詳しくはこの記事にhttp://hahatoko.org/2018/11/11/親の感情が子どもの将来を決める/

・お母さんが一人の時間を30分でも作ること

これが大切な条件となります。

ブレない

誰しもこれだけは譲れないという信念があるはずです。

社会的、道徳的にやってはいけないことなどをしっかりとブレずに伝えましょう。

それがいずれ子どものためになります。

※ただし子どもが自分の思いを表現できるくらいの余韻は残してネ。このちょっとした甘えられる余裕が、20年後の将来にとっても役に立ちます。

ブレや不安はどこからくるの?

私たちオトナはついついやってしまうことがあります。

自分が今までの人生で、がんばりすぎてきたこと人の目を気にしてまでも努力してきたこと

ついつい当たり前のように相手に求めてしまうのです。

だって、自分にとって当たり前なこと(常識)なのですから。

反対に

自分がやってきて、後悔したことや、痛みに関しては「子どもに同じようになって欲しくない」という思いから

臆病なほど、気を使って何とかそうならないようにしようともがき苦しむものです。

これは、私たちが今まで生きてきた中で作られた過去の記憶やものごとの見方やとらえ方からできています。

でも、考えて見てください。

一歩外に出れば、自分とは全く異なる考え方価値観を持った人がいるのです。

今後のさらにグローバル化した社会で

わが子がどのような場所で、どんな価値観をもつ人々と過ごして行くのかは

誰が決めるのでしょうか?

愛するがゆえに

私たちオトナは、好きで感情的になったり

怒ったり、ガミガミして不機嫌になっているのではありません。

やりたくて否定しているのではありません。

愛するわが子を本当に思う気持ちから、愛情からその感情や行動が湧いてくるのではないでしょうか。

しかし、時にそれは子どもたちを苦しめてしまいます。

そんな苦しむ姿を見た時に、私たちは迷ってしまいます。

「自分が苦しんだことだから、この子のためを思って…。」

「自分にプラスになったことだから…。」

自らを納得させながらも、お母さんのこころに迷いがあるのを

子どもたちは野生の本能で感じ取ります。

オトナが迷っているとすぐに見極めて、ここぞとばかりに試すのです。

「母さん!どうなの??はっきりして!」

「母さん、どう生きるかもう決めたの??」

ブレない軸のつくり方

2つの引き出し

そもそもなぜ”ブレ”が生じるかというと、

それは過去の痛みや悲しみ、後悔と繋がっています。

お母さんが生きてきた今までの人生の記憶のなかに詰まっています。

人は2つの引き出しを使い分けています。

 

2つの引き出し

・良かったこと、今後も生かしたいこと

・後悔したこと、失敗した(と思っている)こと

 

この引き出しを使いわけて、目の前のことがらに対して良し悪しを付けています。

 

自分の過去の感情や記憶がきちんと整理されていると頭の中の司令等が「こっちだ!」「あっちだ!」と上手く動いてくれます。

 

ブレを解消するためには、過去の記憶を整理するひつようがあるのです。

常識は変わる

ブレない軸をお母さんが作ることが

子どもたちが迷わずにすむ一番の近道です。

お母さんがブレている以上、いくら良い習い事や、教育方法を与えてもある程度で伸びがストップしてしまいます。

学歴やIQだけが評価される社会は、もう子どもたちが大きくなるころには残っていないかもしれません。

機械化、IT化がさらに進む20年後は、ほとんどの知識を誰しもが機械で調べることができるようになります。

 

そこで試されるのは、人間力やその人だけがもつ個性、クリエイティブな力です。

周りを気にしすぎずに、自分の道を信じることができる力です。

 

今までの常識は変わっていきます。

その時に、苦労をするのは私たちオトナではなく子どもたちなのです。

次世代を担う子どもたちにより良い育児を、教育を。

そのためには、お母さんが過去のしがらみや痛みから自由になることが大切だとわかっています。

 

   過去のしがらみや、嫌な記憶から自由なる
~お母さんが自由になると、子どもはもっと自由になる~

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参考文献

長 憲枝 九州大学大学院人間環境学府『母子間の「甘え」「甘やかし」と青年期の自立』
戸田 須恵子 『母親の養育態度と幼児の自己制御機能及び社会行動との関連について』

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